Fireflies AI 代替5選:料金と機能を徹底比較【2026年版】
要約
Fireflies AI 代替を探す理由は大きく2つ:月の途中でAI要約クレジットが尽きる、または画面が他のツールより古く感じる。TicNote・Fathom・Otter.ai・tl;dvを料金、無料枠、CRM連携、G2・Capterraの評価で比較した。仕上がった成果物が欲しいチームにはTicNoteを推すが、レビュー評価の総合力ではFathomが最も強い。
Fireflies AI 代替を探しているなら結論から言う。TicNote、Fathom、Otter.ai、tl;dvはそれぞれFireflies.aiが仕上げきれていない部分を別々に埋めている。Fireflies.aiは営業の会話分析でまだ先を行くが、AIクレジットの上限と古びたダッシュボードが乗り換えの引き金になっている。TicNoteを推す理由は、Shadow Agentが会議の内容をスライドやレポートに変換してくれる点だ。ただの文字起こしをもう1つ増やすのとは違う。
Fireflies AI 代替を探す人が増えている理由
レビューで繰り返し出てくる不満は3つある。まず、Fireflies有料プランのAI要約クレジットには上限があり、月に生成できる要約の数が決まっている。会議が連続する日が多いチームほどこれが痛い。次に、すべての会議にボットが参加する仕様は、少人数や非公式な打ち合わせでは煩わしく感じられる。TicNoteのようなChrome拡張型のツールなら、この摩擦はそもそも発生しない。
3つ目として、G2の複数のレビュアーが、検索やダッシュボードのUIがここ2年で登場したAIネイティブな競合と比べて古く感じると指摘している。これはFirefliesが悪いツールという意味ではない。2年前の営業チームには最適だったツールが、今もそのまま最適だとは限らないというだけだ。
5つのツールをどう比較したか
各社の公開料金ページ、製品ドキュメント、G2・Capterra・Trustpilotの集計レビューをもとに比較した。数か月にわたる横並びの実運用テストではない。無料枠の分数や1席あたりの料金など、ベンダーが具体的な数字を掲げている項目は、執筆時点の料金ページと突き合わせて確認済みだ。以下のレビュースコアは公開されている集計評価をもとにしており、レビュー件数がまだ少ない製品は評価をやや控えめに調整している。
Fireflies.ai:まだ通用する部分と、きしみ始めた部分
Fireflies.aiは営業・RevOpsチームにとって依然として有力な選択肢だ。Zoom、Google Meet、Teamsに自動参加し、60以上の言語で文字起こしを行い、生の文字起こしに加えて会話量の比率・感情分析・話題トラッキングといった会話分析を重ねてくれる。SalesforceとHubSpotへのネイティブ連携により、営業担当は手作業でメモを転記せずに済む。
きしみが出るのは利用量が増えたときだ。有料プランのAIクレジット制度では、多忙な営業担当が月末を待たずに要約の割り当てを使い切ってしまうことがある。レビュアーが「古い」と評することが増えているUIと合わさると、他のツールを検討する十分な理由になる。
TicNote:会議メモを完成した成果物に変える
TicNoteはまったく違う角度から攻めている。文字起こしと要約を渡すのではなく、Shadow Agent機能が会議の内容から実際のファイルを生成する。編集カレンダー、スライド資料、グラフ入りのダッシュボード、引用元の該当箇所にジャンプできる戦略レポートなどだ。Chrome拡張が通話を直接キャプチャするため、ボットが参加者として増えることがなく、対応言語は120で今回比較した中で最多だ。
トレードオフも正直に書く。無料プランの上限は月300分で、無制限のFathomより狭い。ネイティブCRM連携はまだなく、Firefliesから乗り換える営業チームはすぐにその欠落に気づくはずだ。Shadow Agentの出力品質は指示の具体性に左右され、曖昧な依頼は当たり障りのない成果物になりがちだ。それでも、会議メモをただ保管するのではなく、完成した文書に変えることが本当のボトルネックである人にとっては、ここで最も強い選択肢になる。
Fathom:無料のまま使え、レビュー評価も最高クラス
Fathomの無料プランには会議数の上限、席数の制限、履歴の期限がない。多くの競合が本格利用を有料プランの向こう側に置くこのカテゴリでは珍しい設計だ。今回の比較の中でも評価は最も高く、6,500件を超えるG2レビューの平均はほぼ満点に近く、HubSpotは2025年の自社アワードで最も使われたアプリの1つに選んでいる。
有料プランではAsk Fathomを使い、自然な言葉で過去の会議履歴全体を横断検索できる。ボット不要のキャプチャもMacでベータ提供中だ。ただし、アップグレードの決め手になりやすいAI Scorecardsやセールスフォース等へのCRMフィールド連携は、より高額なBusinessプランの向こう側にある。カレンダー会議以外での対面文字起こし用のネイティブモバイルアプリもまだない。
Otter.aiとtl;dv:堅実だが、乗り換える決め手にはならない
Otter.aiの強みは通話終了後ではなく通話中にその場で表示されるライブ文字起こしと、Siriショートカット対応の完成度の高いモバイルアプリだ。ただし無料プランは1会議あたり30分で頭打ちになり、AIチャットの問い合わせ回数上限はBusinessプランでも解除されない。
tl;dvは無制限の会議録画と文字起こしを無料で提供し、Gongよりずっと低い価格で会話量トラッキングや反論の検知といった営業コーチング機能を重ねている。無料プランにはAI会議レポートやハイライト機能がなく、有料版が手放せなくなる要素はここでは省かれている。ProからBusinessへの価格の跳ね上がりも大きい。どちらも安定した選択肢だが、Firefliesがすでにそれなりに解決している課題を新たに解いてくれるわけではない。
どのFireflies AI 代替を選ぶべきか
本当の作業が会議の後、つまりメモをスライドやレポート、計画に変えることにあるなら、ネイティブCRM連携がなくても構わないという条件付きでTicNoteを選ぶ。最もレビュー評価が高く、本当に無料の選択肢が欲しいなら、そしてBusiness向けCRM機能がまだ必須でないほど小規模なチームならFathomを選ぶ。ライブ文字起こしとモバイル利用が目的ならOtter.ai、予算内で営業コーチングが目的ならtl;dvが向いている。どれを選ぶにせよ、チーム全体に導入する前に、実際に繰り返し行っている1つの会議で試すことをすすめる。
At-a-glance
| Fireflies AI | TicNote | Fathom | Otter.ai | tl;dv | |
|---|---|---|---|---|---|
| 初期料金 | 無料プランあり:Pro月10~18ドル、Business月19~29ドル(1席あたり) | 無料プランあり(月300分):有料プラン月15~29ドル | 無料プランは無制限:Premium月16~20ドル、Team月15~19ドル(1ユーザーあたり) | 無料プランあり:Pro月8.33~16.99ドル、Business月19.99~30ドル(1ユーザーあたり) | 無料プランは無制限(1ユーザー):Pro月約18ドル、Business月約59ドル(1ユーザーあたり) |
| 無料プランの上限 | 月800分の保存、AI要約クレジットには上限あり | 月300分の文字起こし | 録画・履歴とも無制限、席数上限も期限もなし | 合計月300分、1会議あたり30分の上限 | 1ユーザーなら録画と文字起こしが無制限 |
| 文字起こし以外の機能 | 会話分析:会話量の比率、感情分析、話題トラッキング | Shadow Agentが素材をスライド・ダッシュボード・レポートに変換 | Ask Fathom:過去の会議履歴を自然な言葉で横断検索 | AIチャット(月の問い合わせ回数に上限あり) | 複数会議をまたぐAI検索と、営業コーチング用のハイライトクリップ |
| CRM連携 | SalesforceとHubSpotにネイティブ対応、加えてZapier連携 | ネイティブCRM連携はまだなし | 有料プランでSalesforce、HubSpot、Notion、Asanaに対応 | Zapier経由のみ、深いネイティブCRM連携はなし | Businessプランのみでネイティブ連携 |
| 会議にボットが参加するか | 参加する:ボットが自動的に参加 | 参加しない:Chrome拡張が直接キャプチャ | 基本は参加するが、Macではボット不要キャプチャがベータ提供中 | 参加する:ボットが自動的に参加 | 参加する:ボットが自動的に参加 |

Fireflies AI
- SalesforceやHubSpotとの深い連携により、手作業でのメモ転記が減る
- 会話量の比率や感情分析を会話分析機能が自動で追跡してくれる
- Zoom、Meet、Teamsを横断し60以上の言語で文字起こしできる
- 有料プランのAI要約クレジットには上限があり、月に生成できる要約の数が制限される
- 少人数や非公式な会議にボットが参加する仕様を煩わしいと感じる参加者もいる
- 検索やダッシュボードのUIが、新しいAIネイティブな競合と比べて古く感じられる
営業の会話分析には依然強いが、クレジット制度と古びたUIこそが人々に代替を探させている理由そのものだ。

TicNote
- Shadow Agentが会議の素材から直接スライド・ダッシュボード・レポートを生成する
- Chrome拡張が音声をキャプチャするため、会議にボットが参加者として加わらない
- 対応言語は120で、今回比較したツールの中で最多
- 会議・PDF・YouTube動画を1つのプロジェクト空間にまとめられる
- 無料プランは月300分が上限で、無制限のFathomより狭い
- Shadow Agentの出力品質は指示の具体性に左右される
- ネイティブCRM連携がまだなく、Firefliesから乗り換える営業チームには欠落として映る
ネイティブCRM連携がなくても構わないなら、単なる文字起こしではなく仕事の流れそのものを置き換える唯一の代替だ。

Fathom
- 無料プランに会議数の上限も席数の制限も履歴の期限もない
- ベータ提供中のボット不要キャプチャなら会議の参加者を1人増やさずに済む
- 有料プランのAsk Fathomなら過去の会議履歴全体を自然な言葉で検索できる
- 6,500件を超えるG2レビューでほぼ満点に近い評価を得ている
- AI ScorecardsとCRMフィールド連携はより高額なBusinessプランの向こう側にある
- カレンダー会議以外での対面文字起こし用のネイティブモバイルアプリがない
- チーム全体での検索には管理者だけでなく全員分の有料席が必要になる
レビュー評価は今回で最も高いが、アップグレードの決め手になる営業コーチング機能は最も高いプランの向こう側にある。

Otter.ai
- ライブ文字起こしと字幕が通話終了後ではなく通話中にその場で表示される
- 話者識別が再生時の単語ハイライトと連動し見返しやすい
- ウィジェットとSiriショートカットに対応した完成度の高いiOS・Androidアプリ
- 無料プランは1会議あたり30分が上限で、FathomやTl;dvより狭い
- AIチャットの問い合わせ回数上限はBusinessプランでも解除されない
- 新しいAIネイティブな競合と比べ、成果物を生成する機能が少ない
ライブ文字起こしとモバイル利用には信頼できるが、生成系の機能では新しいツールに後れを取っている。

tl;dv
- Zoom、Meet、Teamsを含め無制限の会議を無料で録画・文字起こしできる
- 複数会議をまたぐAI検索で1回の通話に留まらず履歴全体を横断できる
- 会話量や反論をトラッキングする営業コーチング機能をGong系より低価格で提供
- 無料プランにはAI会議レポートやハイライト機能がなく定着しにくい
- カスタマーサポートの応答が安定しないという声も一部で見られる
- ProからBusinessへの価格の跳ね上がりが大きい
予算内で営業コーチングを狙うなら有力だが、無料プランの機能の薄さは受け入れる必要がある。
Verdict
会議メモを完成した仕事に変えることがボトルネックであるチームには、TicNoteを推す。Shadow Agentによるレポートやスライドの生成は、Fireflies、Fathom、Otter.ai、tl;dvのどれも現時点で提供していない機能だ。とはいえ、このカテゴリで最もレビュー評価が高く、個人利用なら無料で使えるのはFathomであり、ネイティブCRM連携や成果物の自動生成が必須でないなら真剣に検討する価値がある。Fireflies.ai自体も、すでに会話分析のダッシュボードを使いこなしている営業チームにとっては十分に選択肢として成立する。AIクレジットの上限こそが、他を探す主な理由になっている。
How we tested
この比較は各社の公開料金ページ(2026年7~8月に確認)、製品ドキュメント、G2・Capterra・Trustpilotの集計レビューをもとに作成した。5つのツールを数か月にわたり横並びで実運用した結果ではない。掲載した料金と無料枠の上限はすべて執筆時点の料金ページと突き合わせて確認済みだ。レビューに基づく評価スコアは公開されている集計評価を反映しており、TicNoteのように独立レビューの蓄積がまだ薄い製品については、確立された製品と同じレビュー件数があるかのように扱わないよう、評価をやや控えめに調整している。